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2016年12月16日 (金)

4回目の入院(2)

手術

8月16日(火):
手術をする日。今の季節夜明けが早い。6時30分に部屋の灯りが点いた時もう目が覚めていた。
この日のバイタル。血圧136/87、血中酸素濃度94%、体温36.3C、血糖値88。全てが順調だ。
7時30分に点滴が始まり9時頃ベッドのまま手術室に向かう。

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                    点滴が始まった

手術室入口奥にある時計を見ようとしたけれどあっという間に通り過ぎ確認できなかった。
ただ、
・手術室で待機していた執刀医や麻酔医、看護師の手術着がカラフルだったこと
・ベッドから手術台に「1,2_3」と、シーツごと持ち上げられて移動したこと
・鼻と口をおおうマスクをかぶせられ、そのまま深い眠りに落ちたこと
…を、かすかに記憶しているだけ。
9時30分ごろに始まった手術は17時頃には終了し、
そのままICU(集中治療室)に運ばれたという。
けれどその間の様子はあまり覚えていない。
記憶がよみがえるのは翌17日(水)、6階病棟の自分の部屋に戻ってからだった。

手術後

8月17日(水)手術した翌朝、明るさを感じて目が覚めた。
おそるおそる目を開けると…。天井もカーテンも全てぐるぐるまわっているように見えた。
目の焦点が定まらず「それが何か」は分からない。けれどそこに「何かがある」ことは分かる!
手術前にリスクとして
「失明の確率は0~100%…」と言われていただけに
モノの存在を確認することができる! …この時点ではただそれだけでも嬉しかった。

この日のノート。
左手の親指と人差し指を罫線を挟むように置き、指の間から外れないように文字を書いた。
文字の形は知識として知っているから書くことは出来る。
けれど目の焦点が定まらず何を書いたのか読み返すことはできなかった。
4ヶ月も過ぎた今(2016/12/13)当時のノートを読み返そうとしたけれど
ミミズが這いずった後のような文字で何が書いてあるのかは分からない。

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                    記録だけでも…

回診に来てくれたO.Dr(主治医)の説明。
「調子はどうですか?」と、目の動きなど診た後、
・手術は無事に終了、残っていた腫瘍はキレイに取り除いたこと。
・経過が順調なら今月中には退院(転院?)できること。
・外国での講演があるために留守にするけれど話はしておくこと。

同じチームを組むKus.DrやKon.Drも顔を見せてくれた。
手術の跡を消毒したり、手や目の動きなどを観察した上で、
・傷(後頭部の手術跡)はキレイであること。
・(抗生物質などの)点滴は今週中に終わること。
・右側に比べて左側の動きや左眼球の動きが悪いこと
・それは腫瘍の圧迫による神経マヒが残っているからかもしれないこと。
・明日からリハビリが始まること。
・マヒは2ヶ月~半年という長期のリハビリで回復の可能性があること。
など、手術後の経過を説明し励ましてくれた。

外来診察のない(終わった)時間帯には毎日必ずDr.の回診があった。
かけてもらう言葉のひと言ひと言が「必ず治る」というモチベーションにもつながった。

術直後の2~3日は左目と右目の焦点が合わず、無理に見ようとすると目がひどく疲れた。
また話をする時、比較的見やすい右目で見ようとするため、顔をやや右に向けていたようだ。
面会に来てくれた妻に「どこを向いて話をしているの?」と言われるほどだった。

痛みはなかったけれど、枕に触れる手術跡の接合部がひしゃげるような感じがしたり、
頭の中で「グニュ」とか「ムニュ」とか音が聞こえるような気がしたりして不快だった。
(Dr.の説明では「手術の時に入った空気が動く音」…とのこと)

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手術の跡(消毒の時看護師さんに撮ってもらった。撮影日:2016.08.23)

よろめきやふらつきがひどく自力で歩くことはまだできなかった。移動は全て車椅子。
トイレに行きたいときはナ-スボタンを押し、看護師さんや介護師さんに来てもらった。
どの看護師さん(介護師さん)も、抱擁的で優しく、熱心に世話をしてくれるのだけれど
患者数に対する車椅子や車椅子トイレの数が足りなくて不便を感じることも多かった。

食事

それでも食欲はあった。
手術直後は食べさせてもらっていたけれど、2~3日後には自力で食事をしていた。

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8/18_昼食:みそ汁、マーバ豆腐、ダイコンサラダ(付ツナ)、フルーツ(全粥1600kcal)

”病院の食事はパターンが決まっている上、薄味でおいしくない”という人もいるけれど、
調味料はレシピの2/3~1/2と薄い味付けの我が家の食事に慣れているボクには十分だった。

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8/20_昼食:薬味、かけ汁 関東、魚卸し煮、ブロッコリー梅肉和え、杏仁豆腐(うどん1600kcal)

”残暑お舞い 申し上げます
          栄養科 ”

時節に応じる、かわいいイラストが付いてくる日もあった。
朝、昼、夕。…給食の時間が待ち遠しかった。毎回残さずおいしくいただくことができた。完食! 
食欲があるのは良いことだ。回復のエネルギーは全て食事から摂ることになるのだから。

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8/31_昼食:味噌汁、肉団子あんかけ、みぞれ和え、フルーツ(全粥1600kcal)

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